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ひらがなの書き方~最速で美文字になる為の46文字+2

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ひらがなの書き方~最速で美文字になる為の46文字+2

こんにちは。成田空港にほど近い千葉県成田市の書道家で筆耕士の清水克信です。

これまでは漢字の美文字について解説してきましたが、今回はついに『ひらがな』の書き方をご紹介します。

文章の6~7割はひらがなです。つまり、ひらがなを習得してしまえば、6~7割上達するということになります。

小学校で習う漢字が1024文字に対して、ひらがなは46文字しかありません。さっさと46文字を習得して、一目置かれる美文字を書けるようにしましょう。

ひらがなの書き方

早速、ひらがなの書き方を解説していきます。

解説は各文字で注目してもらいたいポイントを記載しています。画像にもテキストが書き込まれているので、ジックリご覧下さい。

各文字の右上の赤字は、元になった漢字です。この漢字の草書から更に単純化して進化したのが各ひらがなになります。

ひらがなの書き順は必ず守ってください。『き』『せ』『も』『や』など、曖昧な文字は正しい書き順を確認しておきましょう。

『な』『ぬ』『ね』『は』『ほ』『ま』『よ』の結びですが、最近の小学校では全て【お魚結び】で統一して教えています。しかし、本来の文字の美しさを学んでもらいたいので、【三画結び】と【お魚結び】はしっかり区別しています。

本来ひらがなは『●画目』という表現を使いませんが、以下では説明の便宜上使用します。

あ行『あいうえお』

・あ・・・1画目の横画の位置、2画目の書き出し位置と書き終わり位置
・い・・・1画目と2画目の長さや角度の違い
・う・・・2画目のカーブの後は一度真下に向かう
・え・・・最後の横画は止めて終わる
・お・・・2画目が右に向かう際は低い状態をキープ

か行『かきくけこ』

か行『かきくけこ』の書き方

・か・・・3画目は右に離す
・き・・・1画目2画目の間隔を広くとる
・く・・・書き出し位置と書き終わり位置に変化
・け・・・1画目と3画目の長さの違い
・こ・・・2つの画が長すぎない

さ行『さしすせそ』

さ行『さしすせそ』の書き方

・さ・・・1画目と2画目の交差する部分が中央線上
・し・・・中央線より左から書き出す
・す・・・2画目は中央線より右から書き出す
・せ・・・3画目は止めて終わる
・そ・・・2つめの折り返しは上下の中心線より上

た行『たちつてと』

た行『たちつてと』の書き方

・た・・・最終画は長くならない
・ち・・・2画目の縦画は左下方向へ向かう
・つ・・・大きな弧を描き空間を広くとる
・て・・・折り返し後に左右中心線付近まで向かう
・と・・・1画目と2画目はそれぞれ45度程度

な行『なにぬねの』

な行『なにぬねの』の書き方

・な・・・三画結びの頂点が左右中心線上
・に・・・1と2・3画目、2と3画目はそれぞれ広くとる
・ぬ・・・元の漢字『奴』のとおり、女は左、又は右を意識
・ね・・・右側のパーツは丸まらないように
・の・・・中心から始まり、中心で終わる

は行『はひふへほ』

は行『はひふへほ』の書き方

・は・・・1画目は長く。3画目の結びと書き終わりの位置に注意
・ひ・・・横画は真横へ、最後は下へ向かう。
・ふ・・・4画それぞれが離れていることに注意
・へ・・・折れは中心より左。書き終わり位置は少し下に長く。
・ほ・・・2画目と3画目は広めにとり、結びも大きめ

ま行『まみむめも』

ま行『まみむめも』の書き方

・ま・・・1画目と2画目の間隔を広く、書き終わりは止める
・み・・・書き始めは左右中心付近、文字全体が三角形のイメージ
・む・・・最終画は高くとり、中の空間を広くとる
・め・・・文字全体が中心に来るように1画目は左側で
・も・・・1画目は左右中央ではじまり、中央で上に向かう

や行『やゆよ』

や行『やゆよ』の書き方

・や・・・1画目は上下中央線の上側に収める
・ゆ・・・1画目の丸みは大きくゆったりと
・よ・・・2画目の縦画は左右中央線上

ら行『らりるれろ』

ら行『らりるれろ』の書き方

・ら・・・2画目縦画は左右中心線より左側
・り・・・1画目に対して2画目は倍の長さ
・る・・・カーブの丸みは強めに、結びは中央付近で
・れ・・・元の漢字『礼』のように左右別のバーツと意識
・ろ・・・カーブの最後は左下に向かう

わ行『わゐゑをん』

わ行『わゐゑをん』の書き方

・わ・・・右側の丸いパーツは低めに抑える
・ゐ・・・全体的に丸に収まるイメージ
・ゑ・・・全体的に三角形に収まるイメージ
・を・・・1画目の横画は左右中心より左側に
・ん・・・それぞれの折れはシッカリ角張り、最後は右上に跳ね上げる

ひらがなを習得するポイント

漢字を美文字に書く場合、まずどの漢字にも当てはまる大基本が3つあります。この基本さえ押さえてしまえば、そこそこの美文字で書けてしまいます。

そしてさらに美文字で書く為には、漢字の系統ごとのポイントを抑える必要があります。系統ごとのポイントと言っても10個ほどしかありません。

漢字は3つの大基本と、10個程度の系統の基本を覚えてしまえば、全ての文字の字形を整えることができるのです。

ところが、ひらがなはそうはいきません。

ひらがなは共通のポイントが存在せず、現在使われる46文字のそれぞれに綺麗な書き方が存在するのです。

ということは、46文字全てを練習する必要があります。こればかりは仕方がありません。46文字全てを練習しましょう。

最も効率的に習得する方法は『目を肥やす』事です。「どんな字が美文字なのか?」シッカリ理解することが第一歩になるのです。

今回紹介したひらがなの書き方は、各書道会派独特の書き方ではありません。小学校の書写の教科書に載るような比較的標準的な書き方です。

画像にもポイントを載せているので、字形を覚えやすくなっていると思います。

文章を一気に美文字化させる『ひらがな』の練習の一助になれば幸いです。