ワークスタイル

働き方の変化で見えてきたオフィスの在り方・役割

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
働き方の変化で見えてきたオフィスの在り方・役割

こんにちは、となりのITC顧問です。

「Withコロナがもたらした『新たな働き方』」について、第1回~第3回とお話ししてまいりました。

今回は、この新たな働き方の変化で見えてきたオフィスの在り方・役割について考察していきます。

これからの働き方

社員全員がテレワークに移行できる企業は限られています。しかし、分散して働くことが可能な時代となりましたので、今後は「オフィスでしかできないことはオフィスで、それ以外は可能な限りテレワークで行うこと」が基本的な働き方となると思います。

そして、それに伴ってオフィスも大きく変わることになると思います。

オフィスの役割

オフィスに一緒にいることによって養われる一体感は、テレワークでは得られないと思います。社員同士の信頼関係が無理なく構築できるのがオフィスの価値の一つと思うからです。

また、雑談や何気ない会話からアイデアを取りやすいこともオフィスの大切な役割です。

一方、自宅で働いていると気分的には楽ですが「孤独を感じる」という人も少なくありません。また、「張り合いを感じられない」という人もいます。

そのような人のモチベーションを高めることもオフィスの役割です。
企業理念や文化といった会社の個性もオフィスで働くことで浸透し、同じゴールを目指す意識が芽生えやすくなるからです。

【変わる働き方】のまとめ

オフィスデザインはこう変わる

ソーシャルディスタンスをとりつつも生産性を高めることが求められるということです。

これからのオフィスづくり

新時代のオフィスは、ソーシャルディスタンスを確保しながらもコミュニケーションを取りやすく、生産性を高めることが求めれれると思います。

その施策の一つがフリーアドレスです。すでに多くの企業が導入しており、個人の席をなくし、好きな場所で仕事をすることで仕事に集中しやすくなると思います。

また、気軽に立ち寄れるオープンなミーティングルームやカフェスペースを設置することで、部署間だけでなく社内全体のコミュニケーションが活性化されやすくなります。

オープン+個別のスペース

一人で集中して作業を行えるスペースを作ることも重要と思います。パーテーションや小ブースを使って一人ひとりが個別に業務を行えるスペースがあれば、
テレワーク中心の社員がオフィスに来ても、社外にいるときと同様の働き方ができることになります。

また、昼寝スペースや畳部屋などのリラックスするためのスペースを設ける会社もあります。これからのオープンなスペースと個別スペースの共有こそが、テレワーク導入後も業務効率を落とさないための新たなオフィスデザインのひとつです。

【オフィスデザインはこう変わる】のまとめ

「さよならオフィス」島津 翔 著    日経BP 日本経済新聞出版本部 刊

昨年の年末に記事を書いている時に、近くの書店で『さよならオフィス』という本を見つけました。立ち読みをし購入をして速読しました。

内容は、Withコロナがもたらした『新たな働き方』について、第1回~今回(第4回)お話ししてまいりました内容と同じ流れが語られていました。

『さよならオフィス』の私の感想を紹介し、今回の「働き方の変化で見えてきたオフィスの在り方・役割」のまとめとさせていただきます。

コロナで変わる働き方、オフィスの存在意義はどこに?

新型コロナ禍により企業のテレワーク導入が拡大していることで、オフィスの存在意義が揺らいでいます。ベンチャー企業ではオフィスの縮小、移転が進み、解約した企業もあります。大企業においてもオフィスのあり方を見直す動きがみられ、3年後のオフィス半減を表明した富士通や、本社機能の淡路島移転を決めたパソナグループは大きな関心を集めています。

これからの時代、オフィスは不要になっていくのか、『さよならオフィス』では、さまざまな企業の新しい働き方やオフィス見直しの取り組みについての取材を基に、日経クロステック記者が「オフィス不要論」の実態を解き明かしてくれています。

結論から言うと、コロナ前の従来型オフィスが不要であることは否定しないものの、物理的なオフィスが完全に要なくなるわけではないというのが『さよならオフィス』の主張です。

「セレンディピティ」「企業内ソーシャル・キャピタル」「同時性」の3点においてオフィスには価値があると指摘した上で、企業がオフィスですべき業務を洗い出し、それに応じた空間をもうけていくことや、従業員が業務に応じて働く場所を選びながら仕事ができることが、これからの時代のオフィスの存在意義や新しい働き方のなると説明しています。

『さよならオフィス』では、オフィスを見直す企業の取り組みだけでなく、働き方を変えた個人の動きを紹介しています。経営視点でオフィスのあり方を再考するだけでなく、一従業員としてどのような働き方を実現していくかを考えるきっかけにもなると思います。

「Withコロナがもたらした『新たな働き方』について、第1回~今回(第4回)」と「さよならオフィス」を合わせて読んでいただくとニューノーマル時代の働き方とオフィスの在り方を整理するのに役立つと思います。

新しい年の経営戦略策定にお役立てください!