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手話でコミュニケーション1〜とある管理職と学ぶシリーズ

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手話でコミュニケーション1〜とある管理職と学ぶシリーズ

新年あけましておめでとうございます! とある管理職です。

僕の『とある管理職が体験した超実践ビジネススキルシリーズ』では、とあるグローバル企業での国内外マネジメント経験と知識をもとにビジネスに携わる方が実践できるマネジメントスキルについてお伝えしてきました。

コミュニケーションスキルは生活の中で実際に使ってみて初めて身につくものです。ですから、約10か月にわたってお話してきたコミュニケーションスキルをみなさんの生活の場面やビジネスの場で実践していただけたら幸いです。

さて、新しいシリーズは、ビジネススキルではありません。

もしかしたら、ビジネスに活かせることがあるかもしれませんが、生活の一部として大切なコミュニケーション手段について取り上げてみることにしました。ある意味、僕自身も学びながらその学びを皆さんと共有できればと思います。

そこで、新シリーズは「とある管理職と学ぶシリーズ」としていろいろなコミュニケーションについて共有して行ければと考えています。

第1弾はコミュニケーション手段でありツールである「手話」に着目しました。今回はその第1回です。(なぜ「手話」なの? という方は、ぜひ最後に記した「後記」をご覧ください)

それでは、「手話」について僕と一緒に学びと発見をしてゆきましょう。

手話ってなんでしょうか?

手話は、文字通り「手」で「話す」視覚的言語です。聴力に障がいを持つ人、ろう者が音声言語だけで意思の疎通を図ることが困難なケースにおいて使用することでコミュニケーションを円滑にすることができるコミュニケーションスキルといえるでしょう。

手話は手や指、腕を使ったり、視線、表情やからだそのものの動きを表現手段としています。

また、手話を現わす位置の違いや動作の方向性などの空間表現などでよりコミュニケーションの質を高めることが出来る高度な視覚言語といえるでしょう。

五十音やアルファベット、数字や単位などをあらわす指文字や生活の中から発達したからだの部位を使って現わす、名詞、動詞、形容詞などの単語、また身振り手振りやそれらの組み合わせによる熟語、連語などが使われます。

日本における聴力障がい者の教育の場面では、「手話」を禁じ「口話法」といって、話し相手の口の動きを見て話しを理解したり、不自由ながら発声をおこなってコミュニケーションを図る教育、むしろ訓練をして社会に進出する手助けをしていたようです。

実際に、僕が出会ったろう学校の生徒さんや成人の聴力障がい者で手話を使わない、あるいは使えない人と何度も出会いました。

そのように口話法を身につけた人とコミュニケーションを図るとき、こちらの話は口の動きでわかってもらえているのに、相手の言いたいこと、考えなどを理解しようとするのは困難なことがあります。

頑張って発声してくれますが、初対面の人の話を聞き取ることは難しいです。

筆談をして文字でやり取りをすることも可能ですが、どうしてもタイムラグが生まれてしまいます。

手話は、聴力障がい者、ろう者と直接的な意思疎通がおこなえる優れた視覚言語です。

手話の法律的扱いについて

手話が言語して認められた経緯については、ウィキペディアで次のように説明しています。

[手話と法律]

日本では1933年以降、2011年まで、手話は日本の法律上では『言語』として認められておらず、公立のろう学校でも、積極的に教授されているところが多くなかった。多くのろう学校ではむしろ、「口話法」(相手の口を見て話を理解する技術)が主流となっているが、口話法は習得が難しいと指摘する専門家が少なくない。これまで、多くのろうあ者は、先輩等の手話を見て憶えるのが主流だった。そこで、手話言語法という、手話を言語として認める法律を制定しようという動きが出た。国際連合の障害者権利条約には、手話が『言語である』と明記されている。

2011年(平成23年)7月29日、「言語」と規定された改正障害者基本法案が参議院本会議で全会一致で可決、成立し、8月5日に公布された。この改正により、日本で初めて手話の言語性を認める法律の裏付けが制定された。2013年(平成25年)には、日本で初めて、鳥取県が「手話は言語である」と明記した鳥取県手話言語条例を制定した。2014年(平成26年)11月27日には近畿の自治体では初めて、兵庫県加東市で手話言語条例が可決された。施行は翌年4月[10]。北海道新得町でも同様の条例が施行された。

平成27年4月に生まれつきの聴覚障碍者として、初めて議員当選した家根谷敦子が同年6月22日、明石市議会で初の手話による一般質問を行った。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

手話を使ってみましょう~指文字(五十音の表現)

これから優れたコミュニケーション手段である手話を少しずつ学んでゆきましょう。

手話を学ぶ順番はいろいろなパターンがあると思いますが、ここでは指で表現できる「指文字」から進めてゆきます。

五十音の指文字(あ~と)

「あいうえお … たちつてと」までを掲載します。
※相手から見た場合の絵になっています。

sign-1

指文字~五十音(あ~と)

五十音の指文字(な~よ)

「なにぬねの … やゆよ」までを掲載します。
※相手から見た場合の絵になっています。

sign-2

指文字~五十音(な~よ)

五十音の指文字(ら~ん)

「らりるれろ… ん」までを掲載します。
※相手から見た場合の絵になっています。

sign-3

指文字~五十音(ら~ん)

五十音の指文字(濁音、拗音、半濁音)

濁音、拗音、半濁音の現わし方を掲載します。
※相手から見た場合の絵になっています。

sign-4

指文字~五十音(濁音、拗音、半濁音)

いかがでしょう?
指を使って、五十音を現わすことができましたか?

ゆっくり繰り返し表現すればスムーズに表せるようになります。

それでは、今日はここまでです。

次回以降、さらに手話について学んでゆきたいと思います。

後記

2020年は、コロナ禍によりこれまでの生活が一変した年でした。

リモートワークが増え、仕事の環境が大きく変化。

感染予防や常に緊張しながら生活をしていると人生とはなんだろうなんていうことも考えさせられたりしました。

自分がどんな人生を送って来たのか、そのそれぞれの場面で自分は何を考え、どんな行動をしたのか、そんなことも考えたりしました。

大学2年生のとある日の午後、大学事務局を訪れた時、ある事務員から声をかけられました。

「ねえ、君、自治会に参加してるよね。」と事務職員K氏
「はい。いかにも。」と僕

K氏「あのさ、ボランティア活動をする倶楽部を作ってみない?」
僕「え、マジっすか?何すればいいんすか?」

—— 中略 ——

そんな出会いから僕は『ボランティア同好会』を設立することになりました(倶楽部に昇格するにはそれなりの活動実績が必要でした)。

まずは、活動内容を決めて、告知(生徒会の情報宣伝部担当だったことから、ポスター掲載もフリーパス・・・(笑))。なんと、部員が集まり、活動が始まったのです。

ある部員から提案があり、大学近くにある「手話サークル」に通うことになりました。正直、その時に初めて『手話』というものを意識するようになったのですが。。。はじめは不安しかありませんでした。

ボランティア活動としては、赤十字の青年奉仕団に参加したり、募金活動をしたりそれなりに活動していたが、実際に聴力に障がいを持つ人とのコミュニケーションというものを知りたいと素直に思い、地元の「手話サークル」に「ボランティア同好会」、改め「ボランティア倶楽部」(数か月で、活動実績が認められ予算の付くクラブに昇格していた)で参加することになりました。

結局、大学時代に2年間にわたって、手話を通じて聴力に障がいを持つサークルメンバーとの交流や、当時東京代々木のオリンピック村に事務局があった「わたぼうしコンサート」の手話ボランティアに参加しました。

「わたぼうしコンサート」では、世界大会という大きなコンサートで世界中から集まった障がい者がそれぞれの想いを歌にして披露しましたが、その歌の歌詞を日本語訳してさらに出演者と同じステージで手話で表現するという活動をしました。

その後、社会人になってから、とあるグローバル企業時代にも会社の手話サークルに参加していました。

それらの活動を通じて、「手話」は単に学ぶもの、勉強ではなく「コミュニケーション」の手段であるということが良く理解できました。

そう、「手話」は聴力に障がいを持つ人にとっての「言葉」、生活に密着した「コミュニケーションツール」なのです。

コロナ禍で人生を振り返っていて思い出した「手話」に携わっていた日々で学んだことを紹介したいと考えこの企画を始めることになりました。