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圧力鍋の好敵手!減圧鍋を知ってますか?

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減圧鍋と肉じゃが

こんにちは。アヒルのマー君です。

「減圧鍋」という鍋をご存知ですか?

「圧力鍋」のことをご存知の方は多いと思いますが、「減圧鍋」のことをご存知の方はとても少ないのではないでしょうか。

私は、減圧鍋を長年愛用していますが、とても便利な鍋だと思っています。

減圧鍋は、圧力鍋と同じく時短料理をすることが出来ます。

そこで今回は、減圧鍋の特徴とメリットを紹介したいと思います。

減圧鍋とは

圧力鍋は、鍋の中の気圧を高くして調理する調理器具ですが、減圧鍋は逆に鍋の中の気圧を低くして調理する器具です。

減圧鍋は、圧力鍋とは真逆な原理で調理をするわけですが同じ様な効果が得られます。

減圧鍋の原理

減圧鍋の中の気圧が低くなると食材に含まれる空気が抜け出し、食材がスポンジの様な状態になります。

鍋の蓋に付いている弁を緩めて鍋の中の気圧を元に戻すとスポンジの様になったところに煮汁が入り込み柔らかくなります。

圧力鍋との比較

(1)取扱いが簡単

減圧鍋は圧力鍋と比較して取扱いが簡単です。
圧力鍋は、鍋の中の圧力が下がるのを待つ必要があるなど手順が面倒だったりしますが、減圧鍋は加熱した後に火を止めてしばらく放置しておくだけです。

(2)安全性が高い

圧力鍋は、注意事項や禁止事項を守らないと鍋が破裂するなどの危険がありますが、減圧鍋は圧力鍋と真逆の原理なので危険性が低いです。

(3)調理を禁止されている食材はない

圧力鍋は、ノズルを詰まらせる可能性がある食材は、鍋を破裂させる危険性があるので調理することを禁止されていますが、減圧鍋は特に禁止されている食材はありません

(4)煮崩れがしにくい

圧力鍋は、加熱時間が長すぎると食材が煮崩れてしまう事がある様ですが、減圧鍋は煮崩れしにくいです。

(5)加熱時間と放置時間は厳密でなくも大丈夫

加熱時間や放置時間はシビアにならなくても大丈夫です。
特に放置時間は、朝に加熱してそのまま夜まで放置して置いても大丈夫です。
ただ、夏場に長時間放置するのは食材が痛む危険がありますので避けましょう。

圧力鍋の構造

減圧鍋の構造はとってもシンプルです。

鍋の蓋に、ゴムパッキンとゴム製の弁が付いているだけです。

鍋の本体は、普通の鍋と何ら変わりがありません。

減圧鍋 全体

減圧鍋 全体

減圧鍋 蓋

減圧鍋の蓋の部分

減圧鍋の蓋を裏から見たところ

減圧鍋の蓋を裏から見たところ

減圧鍋の蓋のゴムパッキン

減圧鍋の蓋のゴムパッキン

ちなみに、写真の減圧鍋は私が愛用している和平フレイズ社の「ロップ・タップ」です。

減圧鍋の使い方

減圧鍋の使い方を「肉じゃが」の調理の仕方を例に説明します。

(1)牛肉を炒める

鍋にサラダ油を入れて牛肉を炒めます。

(2)その他の具材と水を入れる

じゃがいも、玉ねぎ、糸こんにゃくと水を入れて沸騰させます。
この際にアクが出てきら取り除きます。

(3)調味料を入れる

沸騰したら調味料を入れます。

(4)蓋をして加熱する

調味料を入れた後、沸騰したら蓋をして中火で5分加熱して火を止めます。
※しっかり蓋がされていることを確認して下さい。

加熱時は勢いよく鍋の蓋の弁から蒸気出ます。蒸気が弁から出ることによって鍋の内部の気圧が下がります。

 

(5)10分程度放置

そのまま10分程度放置(減圧状態)します。
※放置しておく時間は、10分以上でも問題ありません

(6)減圧状態を解除する

蓋の弁を開けて減圧状態を解除します。
※減圧状態を解除する際に結構大きな音がしますので、びっくりしないで下さい。

(7)軽く煮詰めます

蓋を外して加熱して軽く煮詰めます。

減圧鍋をお勧めしたい方

減圧鍋は、私が使った経験から以下の様な方にお勧めだと思います。

  • 料理に手間を掛けたくない方
  • 気楽に料理をしたい方
  • 時短料理をしたい方
  • 光熱費を節約したい方

最後に

最後まで読んで頂きありがとうございました。
私は、減圧鍋をかれこれ7年くらい使用していますが、一番お気に入りの鍋です。

私のお気に入りのポイントは以下の2点です。

・取扱いが簡単で気楽に使える
・加熱時間や放置時間を厳密に守らなくも大丈夫

また減圧鍋は、加熱時間が短くて済むのでもしかしたら災害時にも活躍出来るかも知れません。