皆さんこんにちは!
今年は本当に大変な年ですね。コロナに加えて大きな水害があったりと、皆様も本当に大変な日々をお過ごしになっていることと思います。
さてそんな時だったり普段の仕事や人間関係でも、生きていると「あー、もーやだ」などと弱音を吐き出したくなる時があるものです。
そんな時は、家族や友達に愚痴を言ってストレス解消したり、誰もいない所で大声を出してストレスを吐き出したりしてモヤモヤを解消することもあると思います。
確かに言葉に出すことによって少しスッキリさせて前に進むという方法もありますが、今日は別の考え方をお伝えしたいと思います。
弱音が出そうなときが大事な時
さてさて、「あー、もーやだ」などと目の前の事から逃げ出したい時というのは、嫌な事があったりこれから起きそうであって、精神的に辛い時だと思います。
例えば仕事でミスをして、お客様や取引先や上司などに怒られた・怒られそうなんて事でそういう状態になったりもするでしょう。
そんな時、まずは二度と同じ様にミスをしない様にすることが大事です。ミスによって多くの人に迷惑をかけたりしてしまいますからね。
でもですね、自分自身の成長にとってはこの様な時はチャンスです。
というのも皆さんの周りには同じ様なミスをしてもすぐに冷静にリカバーして、弱音を吐いたり凹んだりしない人も居ませんか?
同じ様なミスをしても、ある人は凹まないけど自分は凹んでしまう。さてどちらの方が良いでしょうか?
多くの人が凹まない方が良いと答えるでしょう。
だから弱音が出そうな時はチャンスです。自分の弱い所を少し成長させるチャンスと思えば良いのです。
人の成長
何があっても落ち着いて堂々としている人って、凄いと思ったり格好いいなと思ったりしませんか?
何かトラブルがあった時にも冷静に堂々と対処出来ることは、人間としての器が大きいというが言えます。
私は人の成長の一つは器が大きくなっていくことだと思います。
でも今は器が大きな人だって幼少期からずっとそうだった訳ではないでしょう。様々な苦難を乗り越えて、少しづつ何事にも動じない器の大きな人間になったのだと思います。
何かあっても逃げずにぐっと耐えて対処する、そうやって小さな出来事を毎回耐えてきた事によって、人間としての器が少しづつ大きくなってきたのでしょう。
逆に弱音を出したらせっかく大きくしてきたその器も小さくなってしまいます。弱音が出そうな時も表に出さずにじっとこらえて乗り越えることによって更に器が大きくなっていくのです。
いのちの根
ここで私の大好きなあいだみつをさんの詩を紹介させて頂きます。
いのちの根
なみだをこらえて
かなしみにたえるとき
ぐちをいわずに
くるしみにたえるとき
いいわけをしないで
だまって批判にたえるとき
いかりをおさえて
じっと屈辱にたえるとき
あなたの眼のいろが
ふかくなり
いのちの根が
ふかくなる
この詩では器ではなく根で例えられていますが、根が深くなればどんな出来事があっても木は動じずに倒れなくなる。そんなふうに解釈できます。
まとめ
いかがでしょうか?
大変にキツイ目の前のこと。良いことじゃないなーなんて思いつつも、ついつい弱音が出てしまいますよね。
でもこれも自分の器を大きくするチャンスです。弱音を吐かずぐっとこらえて、少しづつ器を大きくしてみませんか?
これを積み重ねることで、どんどん大きな素敵な人間になっていきますよ!
1974年愛知県名古屋市出身。大学卒業後に大手自動車メーカー2社に勤務。2014年、妻のパニック障害を何とかしたいと心理学やコーチングを学ぶ。以降、法人や個人向けのコーチングおよび、アドラー心理学・モチベーションアップ等のセミナーを開催。