こんにちは! 今年はコロナだけでなく自然災害が多かったりと大変な年ですね。
本来であれば今年は東京オリンピックが終わっていたはずなのに、それが延期されて今のような状況だったのを誰が想像できたでしょうか。
今も大変な方々が多くいると思います。 だから今後はそうならないようにと色々な将来のリスクを想定して前に進もうと思っている方も多いことでしょう。
先を予測し不安になるのは素晴らしい能力
あなた自身がそうだったり、あなたの周りにもいたりするかもしれませんが、これから起こりそうなリスク(悪いこと)をあれこれと想像して、どうしようかって考えたり事前に出来るだけ対応しようとしたりする人がいます。
これは本当に凄い能力です。
そんな能力があるからこそ、今までの長い人類の歴史の中でDNAとして生き残ってきたのでしょう。
農耕民族であっても狩猟民族であったとしても、将来起こりそうなリスクを考えられないDNAであれば、生き残ることは出来ない。
だからそうやって先を予測し対応するのは素晴らしい能力なんです。
でもですね。どんな時代であっても、先のことばかり考えて怯えていたり不安でいたりしていても、時間の無駄になったり、楽しくなくて何のために生きているか解らなくなることもあります。
予測したリスクが起きればまだいいとしても、そうでなかったら無駄になってしまう事もあるからです。
不安になるよりも、どうすべきか考えて備えて、そして余った時間を有意義に使った方が効果的でしょう。
みつをも“今”を大事にしていた
人生は“今”の積み重ねです。
例えば1時間の3600秒を集中して取り組めば3600秒分の価値を生み出せるでしょうが、先が不安になりいつも心ここにあらずだと、実質的に数百秒の価値しか生み出せないかもしれない。先を考えるのは必要なことです。
でもそれは時々でいい。例えば1日に30分だけ考えて、その他の時間は今に集中した方がいいでしょう。
「いま ここにしかない わたしのいのち あなたのいのち」
私が大好きな詩人で書家のあいだみつをさんも、“今” をとても大事にして、今を生きることに関する作品や詩を沢山詠ってます。
“将来こうなったらいいな” を頭の中にイメージしながら、毎秒毎秒 “今” を大事にすることで充実した日々を送れるでしょう。
ルーチンをつくって続けてみよう
最近はテレビやYouTubeでルーチン動画が流行っていますね。
イチローさんやラグビーの五郎丸さんなどのスポーツ選手のルーチンは有名ですが、私たちの日々の生活にもルーチンはとても役に立ちます。
ルーチンを大切にする人は、何をすれば自分にどんな幸せな未来が待っているかわかっています。
毎日ルーチンを行えば、将来の実現したい自分は近づいてくると思うとやる気になりますし、続けているとルーチンの動作をすることでとても気持ちが落ち着いてきます。
是非、自分のルーチンを見つけて試してみてください。
まとめ
いまは色々と社会が不安な時期ですが、将来を予測して備えたり、自分の行動を修正するのはそこそこにしましょう。
そして将来の実現したい姿をイメージをしながら、そこに向かった“今”を大事にして、今も未来も幸せに生きましょう。
1974年愛知県名古屋市出身。大学卒業後に大手自動車メーカー2社に勤務。2014年、妻のパニック障害を何とかしたいと心理学やコーチングを学ぶ。以降、法人や個人向けのコーチングおよび、アドラー心理学・モチベーションアップ等のセミナーを開催。