皆さんこんにちは! 今年も残り僅かになりました。皆さんは良い一年になりましたか?
思った以上に良かった人はおめでとうございます! 来年もより一層に良い一年になるよう、年初からスタートダッシュが出来るように備えていきましょうね。
一方で今年はイマイチだったという方も、来年は反転する可能性が十分にあるはずです。今一度客観的に今年を振り返って、年初からスタートダッシュが切れるように備えたいですね。
さてイマイチだった人の中に、予定外だった事に足を引っ張られて、自分のやりたい事が思ったように進められなかったという人がいると思います。 そんな皆さんに役立つような事をテレビで見たので共有させて頂きますね。
定数と変数
先日、とあるテレビで、塾講師の林先生がUSJを立て直したマッケターの森岡毅さんと対談していました。そこで大変興味深い話をされていたのですね。
というのは、数学的思考がビジネスには必要だという話の中で、「世の中には定数と変数があり、定数を頑張って変えようとして無駄な労力を掛けている人が多い」という話でした。
ビジネスには変えられないルールや、自分たちのビジネス規模ではどうにも出来ないこと、自分達のビジネスの立地条件や制約などすぐにはどうにもならない多くの事がある。そこを変えようと努力する人が多いのだが、それは労力の無駄だと。
それよりも変数である自分達で出来ること、例えば強みを更に磨いたり、弱みを文脈を変えて強みにしたり(古い→レトロ)にしたりするのが重要だと仰ってました。
確かに、変えられないこと・変えるのが大変な事に時間を費やしても労力が勿体無いですよね。
この点は、林先生と森岡さんが激しく共感されていたのです。
課題の分離
実は、アドラー心理学にも同じような考え方があるのです。
それは「課題の分離」という考え方です。自分でコントロール出来ない事を考えたり迷ったりしても仕方がない。自分のコントロール出来ることに意識を向けてストレスなく生きていくという考え方です。
例えば、息子の成績の結果を親があれこれと心配しても仕方がない。心配して悩んだりしても息子が逆にそれによって落ち込んだりするだけかもしれません。
それよりも、自分がどうやって息子に接すれば、息子の成績を上げることが出来るかについて考えた方が、自分の精神にも、効率性的にも、息子のためにも良いということです。
自分の課題と相手の課題をしっかり分離して、自分のやるべき事をやった方が良いのです。 人事を尽くして天命を待つという言葉がありますが、まさに自分のやるべき事をやって、あとは任せるという事でしょう。
さて話を冒頭の「自分がやりたい事が出来なかった」に戻すと、そんな皆さんは自分のやるべき事に注力していたでしょうか? 自分の目標に向かって自分がやるべき事、優先事項をやれてない方も多いかもしれません。
7つの習慣でも「最優先事項を優先する」という教えがあります。 しっかりと自分の課題に焦点を絞って、最優先事項を優先していけば、思い通りの結果に近づける事が出来るでしょう。
今一度、自分が成し得たいゴールを明確にして、最優先でやるべき事を明確にし、来年のスタートダッシュが決められるように準備して参りましょう!
1974年愛知県名古屋市出身。大学卒業後に大手自動車メーカー2社に勤務。2014年、妻のパニック障害を何とかしたいと心理学やコーチングを学ぶ。以降、法人や個人向けのコーチングおよび、アドラー心理学・モチベーションアップ等のセミナーを開催。