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交通事故を経験して使い始めたレンタル型ドライブレコーダーのメリットとデメリット

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ドライブレコーダー

昨年、不幸にも交通事故を経験しました。その時の無念さは今でも記憶に残ります。

一方で、その際に今後の交通事故対策の必要性も感じました。検討した今後の対策を短くまとめると次の3つになります。

(1)ドライブレコーダーの変更
(2)保険内容の変更
(3)車の変更

このうち明確に実施したことがあります。(1)ドライブレコーダーの変更です。保険の契約更新を機会にドライブレコーダーを見直すこととし、今年から実際に取り入れて活用しています。

今回はそのお話を致します。

はじめに

東京都は2021年5月4日、609人(前日708人)の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表しました。

5月11日まで、東京、京都、大阪、兵庫の4都府県において緊急事態宣言が実施されており、併せてまん延防止措置等重点区域が宮城、沖縄、埼玉、千葉、神奈川、愛知、愛媛の7県で実施されています。

実施中の緊急事態宣言の延長も取り沙汰される中、聖火リレーは規模を縮小しながら3月末から行っており、福島からスタートして既に沖縄まで到達しています。

東京オリンピックは果たして予定通り行われるのか?
ワクチン接種の進み具合は今後予定通り進んでいくのか?
感染拡大に歯止めはかかるのか?

2021年一杯は一定の混乱が続くものと危惧されます。新型コロナの不安が無い社会になるにはまだまだ時間がかかりそうです。

昨年をおさらいする

少しおさらいします。昨年時点で、既に数年前からドライブレコーダーを安全対策のために装備していました。

しかし、事故発生時は負担割合について特に揉めることが無かったためドライブレコーダーの映像記録を実際に活用する機会はありませんでした。

問題なのは、衝撃があったにもかかわらず、ドライブレコーダーが機能しておらず、その時の映像記録が残っていなかったことです。

これでは有事の際、万が一のときに自分を助けてくれません。結果を見る限り、設置に満足していて危機管理ができていなかったことになります。

当然、新しいドライブレコーダーを買うか修理することを考えることになりますが、費用やメンテナンス、使い勝手の観点からレンタル型のドライブレコーダーの方が良いのではないかと判断したので後者を採用することと致しました。

交通事故

交通事故

○ レンタル型ドライブレコーダー活用のメリット

保険会社から貸与されるレンタル型ドライブレコーダーを設置してからから既に約5ヶ月になりますが、徐々にその良さがわかってきました。

あくまで、私が契約している保険会社が貸与してくレルドライブレコーダを活用している自分目線の感想になりますが、整理してみたいと思います。

○1 運転中・運転終了時に当日の運転状況を評価・指摘してくれる機能がある

車のエンジンをかけると、ドライブレコーダが作動し、「運転中、実際の交通規制に従って運転してください。GPSを受信しました。」と機械が喋り始めます。

また、運転中に急アクセル、急ハンドル、急ブレーキをすると、音でお知らせしてくれて、その場でこの運転がまずかったんだなと気づかせてくれます。

そしてその日の運転終了時にはその日の運転状況に問題が無ければ、AIが日本語で「お疲れ様でした。今日の運転中に危険な運転はございませんでした。引き続き安全運転にご注意下さい。」と伝えてくれます。

一方、その日急アクセルをした場面があると、「お疲れ様でした。今日は急アクセルがわずかにありました。アクセルを優しく踏みましょう」、急ハンドルをした場面があると、「今日は急ハンドルがわずかにありました。

カーブでは車線に注意し速度を落としましょう」というようにその日の運転状況を言葉でお知らせしてくれます。

定型の文章はあるようですが、何回か聞いていると、同じ注意喚起の内容でも、どうやら微妙に言葉使いや言い回しの文章が違っているようです。

○2 事故発生時には、自動で通報してくれる機能がある

昨年以来、事故に遭遇していないので、実際に体験したことはありませんが、次の機能が付帯しています。強い衝撃を検知した際にはドライブレコーダーが自動で通報。事故受付センターに事故映像を送信してくれます。

つまり、万一事故を起こしても、端末が衝撃を検知し、事故受付センターと話すことができます。仮に衝撃が小さい場合は事故な否かの確認画面が表示され、事故連絡ボタンを押すことで通報と事故受付センターに事故映像を送信することができます。

この機能が付帯していることはとても良いことなのではと思います。事故発生と同時に保険会社にも連絡が届くことになり、正しい事実関係の把握と迅速な事故対応につながることになります。

まさに、ドラレコと保険会社の連携プレーです。有事の安心感につながるものと考えます。個人的にはこの機能が一番役に立ちそうかなあと思っています。

○3 上記以外にも運転中に便利な機能が搭載している

運転中に時々体験したことがありますが、走行中車線に近づくと、警告音がなって知らせてくれす。「片寄り走行警告機能」という機能です。

車線逸脱等の片寄り走行を検知すると、音声メッセージと画面表示でお知らせしてくれます。もっとも運転中は画面を見ている余裕もありませんし、画面を見ていると逆に危険です。実際には音声メッセージで確認することになります。

また、未だ体験したことはありませんが、「前方車両接近警告機能」という機能もあります。時速30km以上で運転中に、車から前方車両までの到達時間が一定の時間を下回ったと端末が判断したときに音声メッセージと画面表示でお知らせしてくれるそうです。

幸いにもこの音声メッセージを現時点で聞いた記憶はありません。おそらくきちんと運転できているのでしょう。

○4 日頃の運転データが蓄積され、診断してくれる機能がある

運転者の日頃の運転データを記録・分析して「診断レポート」を出してくれる機能があります。実はまだ閲覧したことが無かったので、この文章を書く際に、見てみました。すると、私の総合得点は83点でした。

内訳は急アクセル評価が61点、急ハンドル評価が88点、急ブレーキ評価が90点となっています。この「診断レポート」のシステムでは、運転操作に対する評価を「急アクセル」「急ハンドル」「急ブレーキ」で評価しているシステムであることがわかります。

私の運転特性の場合、「急アクセル」に一番課題があるものと考えられます。参考データとして「みんなの平均」という項目で、全国や年代別の平均値と比較することができます。

総合得点の全国平均は75点となっているため、普通の人よりは適正に運転できているのではないでしょうか。最高得点は何点なのかまでは表示されてはいませんでしたが、自分自身の運転を見直すきっかけにはなります。

運転診断

運転診断

この診断レポートで面白いと思ったのは、前述の「総合得点」が年代別に10代〜90代まで年代別に見られるのですが、10代の同年代平均の総合得点が72点、その後年代が上がって行くに従って高くなり、50代の同年代平均の総合得点の平均は80点に到達します。

60代〜80代の同年代平均の総合得点はおおよそ75点ですが、90代になると68点になります。つまりこの評価項目におけるピラミッドの頂上はデータ上では50代となっています。

保険料は若い人ほど高いというのは事故発生確率から来るものですが、運転データからもそのことが読み取ることできるものと思います。

高齢者になると反射神経の衰えでしょうか?昨今、高齢者の交通事故について世間を騒がせていますが、改めて注意をすることが必要かもしれません。

× レンタル型ドライブレコーダー活用のデメリット

デメリットという表現が果たして正しいのわかりませんが、レンタル型を利用するということは、自身で購入するの場合と比べて、違う側面と多少のデメリットが生じて来ます。こちらについては短く整理します。

×1 自分で設置しなくてはならない

ディーラーやカーショップで購入すればその場で設置してくれますが、レンタル型の場合は自分で設置しなければなりません。

送付された「カンタン取り付けガイド」を見ながら設置の仕方の冊子が送られてきたのですが、自身で設置することの出来栄えに不安を覚えたため、私はカーショップに工賃を支払って設置してもらうことにしました。

×2 返却や付け替えをしなくてはならない

レンタルである以上、車両入替や車を手放す際には付け替えを、契約を更新しない場合や使用しなくなった場合は返却の必要性があります。

また、重過失による破損等の場合は違約金が発生します。取り外しの場合は自身であるいは業者に工賃をお支払いしてやってもらうことになります。

×3 毎月のランニングコストがかかる

レンタルなのでレンタル料が毎月かかります。レンタル料金は保険会社によって差異はあります。自分が利用しているものの場合で言うと月々1000円はかかっていません。

メンテナンスは不要で自動アップデートされますし、いざというときに機能しなかったというリスクや自身の月々の手間とを比較すると、ランニングコストがかかってもレンタル型の方がお得かもしれません。

×4 ある意味常に監視されていることになる

データが蓄積されていることは、イコール、自身の運転経路や運転状況を監視されていることになります。

便利な反面、Googleやスマートホンを利用していることは、日々の生活を監視されているようなものなのです。見方によってはそのことが恐いと考える人もいると思います。

監視

監視

まとめ

私は今年からレンタル型のドライブレコーダーを活用したカーライフを始めました。現時点ではこの選択は間違っていなかった、自費購入設置運用よりもメリットが大きいものと考えています。

また、Google検索であるサイトを閲覧したところ、ドライブレコーダー特約のついている保険会社は2021年3月現在で4社あるそうです。

どの会社が良いのかは一概には言えませんが、実際に活用してみないとわからないことも多くあると思います。

今、自身が利用しているドライブレコーダーは前方のみの録画で後方は録画されてないため、最近ニュース等で目にする運転等後方証拠画像は残せないという課題があります。

このため、次回の更新で保険会社が提供するサービスの中で、後方録画機能付きの選択肢が備わっているようであればぜひそちらを選択しようと考えています。ただ、その場合は付け替えの手間が発生してしまうことになるのでしょうが・・・

いずれにせよ、自身のできる範囲で安全で安心な生活を追求していきたいと思います。