はじめに
東京都は2021年11月15日、7人(前日22人)の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表しました。最近は、国内の発生状況は減少傾向を示しています。
オリンピック開催後の8月13日に記録した5908人と比べると、離世の感があります。その後、あれよあれよという間に今の状況になっています。このまま収束してくれれば一番良いのですが、世界では再び感染者数は増加傾向となっており、安心はできないようです。
ワクチン2回目の接種が国民の7割5分を超えました(11月15日現在)が、これからを冬季に迎えるにあたり、第6波に備える必要はありそうです。
高尾山・陣馬山コース
東京都心から電車で約80分。気軽に登山を楽しめるスポット高尾山。初級者から上級者まで楽しめ、コースも豊富にあります。9月30日を以って、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置も解除され、外出に対する制限もようやく緩和されてきました。
秋は気候もお日柄もよく、山に向かうには最適な季節ではないでしょうか。私もこの秋、久々に高尾山方面に赴きました。今回決行したのは、高尾山頂へ行った後、高尾山頂から続く、陣馬山への道のりです。
高尾山頂には過去に行ったことはありましたが、山頂からその先に続く道にチャレンジしたことはありません。実は高尾山は、山頂に到達した後、物語の続きがあります。標高600m〜900mの間で、縦走するコースがあるのです。
抜群のアクセスの良さ
今回は電車に乗って、高尾山口駅へ到着しました。駅を降りるとすぐに、山登りのスタートをすることができる非常に便利な駅です。
車で行く場合も、駅前や駅近に駐車場があり、もちろん有料ですが、これまた利便性の高い駅です。電車でも、車でもアクセス可能で、都心から日帰りが可能。後述しますが、下山後のお風呂も、駅前にあり、プチ山登りを楽しむのには、これ以上無いくらいの良い立地環境です。その分、お客さんも多いです。
とはいえコロナ禍なので、それでも今は少ない方かとは思われます。スタートから山頂の途中までは、ケーブルカーやリフトも交通手段として選択することもでき、小さなお子さんがいる方も手軽に山登りを体験することができます。
高尾山口からスタート
駅から降りて、駅近にあるコインロッカーに荷物を押し込み、山用の靴(トレイル用の靴)に履き替えます。いよいよ、小さな旅の始まりです。トレイル用のリュックに必要なもの少量入れ、扱い易いように事前に準備していた500円玉や100円玉、千円札も持っていきます。
もちろん携帯電話やGPS付きの時計Garminも装着します。この日のスタート時は少し小雨が降っていたと記憶しています。時間が経つにつれて晴れてくる天気予報でした。高尾山口駅から登山道稲荷山コース入口・高尾山ケーブルカー清滝駅・リフト山麓駅までは、徒歩で5分かかります。
ここから、陣馬山まで行って、ここまで戻ってくるには結構の距離があります。往復約30kmあります。初めて陣馬山に行くのに、この距離を走るには少し不安を覚えました。
また、スタート時既に10時は過ぎていたこともあり、まずはリフトで、高尾山駅まで行き、体力を温存することとしました。高尾山駅から高尾山頂までは、歩いて行くことになります。参道は整備されており、負担はさほど感じません。高尾山駅から高尾山頂の道は観光客、登山客でとても混んでいました。
高尾山頂から奥高尾へ、まずは城山へ
ここからが、本当の本番です。今日の目的は陣馬山へ到達して再びスタート地点の高尾山口に戻ってくること。ここから先の道のりは少し長く、少し険しくなります。
歩きではなく、基本は走りながら進みます。最初に急激な下りが始まります。標高599mの高尾山頂から一旦下がるのです。下がったら、また登ることになります。比較的起伏の激しい山道かと思います。
約3km進むと城山茶屋に到着しました。ハイキングや登山客で賑わっていました。茶屋ででっかいかき氷を頬張り、水分を補給します。城山は小仏城山とも言います。標高は670mです。
城山から景信山へ
城山(小仏城山)から北西方面に進むと景信山、南西方面に進むと相模湖に行くことができます。相模湖にも行ってみたいなぁという気持ちもありましたが、次回以降の楽しみに取っておき、陣馬山へ行くために、景信山へ向かいます。
城山から景信山までは約1.3kmとGPS時計のGarminでは表示されました。ですが、ここも降りたり登ったりを繰り返し、そこそこ急な箇所もあったため、平地の1kmとは全く違います。
山中の道は湿っていたので、少し滑りやすいところもありました。山だから当たり前といえば、当たり前なのですが・・・。標高727mの景信山へついに到達します。
景信山から陣馬山へ
ここまで来るとあと、もう少し、あとは、6km程度進めば往路のゴールの陣馬山へ到着するはずです。この日は、数日前に降った雨と今日の小雨のせい?か道はぬかるんでいました。水溜りに覆われて、やむなく、水溜りに足を入れなくていけないところも何箇所もありました。
それでも、人気のコースなので、人によくすれ違います。ある時、突然ですが、目の前を獣が横切りました。一瞬、いったい何だろう?と思いましたが、実はそれは野生の猿だったのです。その時は他の登山客の人もいたので、私を含めて数人の人が猿を目撃できたと思います。
景信山から陣馬山までは、距離はそれなりにありますが、思ったほど起伏は無いので思いのほかスイスイと進めました。陣馬山までの道標の距離が小さくなればなるほどゴールが近づくため、テンションは上がります。
力も湧いてきます。ずっと木々の生い茂った中で直射日光は当たらない状態ですが、視界が開けてきました。ついに・・・到着・・・標高は857mです。今日の目的地に到達しました。白馬の像が立っています。多くの登山客が茶屋でくつろいでいました。
復路
高尾山頂から陣馬山まではトータルで約10kmくらいだと思います。もちろん、帰りも戻るだけなので同じくらいの距離になります。前述のように、行きは高尾山口から高尾山頂の手間までは、リフトで登りショートカットしました。スタート時間が遅かったことと、初めての陣馬山挑戦だったからです。
陣馬山から高尾山頂までは自分の足で、高尾山頂からは徒歩で参道を歩き、帰りはリフトではなく、ケーブルカーで帰ることにしました。
ケーブルカーの出発駅に並んだとき、ちょうど前の電車が出発してしまったので、次の電車の一番前に座ることができたのですが、前は子供達に大人気で、窓際は子供で埋め尽くされて、私は絶景の景色を見ることができませんでした(笑)。
まとめ
高尾山は山登りを終えた後、駅前に入浴施設があり、お風呂に入って汗を流すこともできるため登山客にとって最高の立地条件です。大人から子供まで、手軽に楽しめ、上級者は奥高尾に挑戦したりすることもできます。様々な世代や目的に対応が可能なため、お客さんも多く人気のスポットです。
機会あれば、皆さんもぜひ訪れてはいかがでしょうか。私もこの秋、2回訪れることができました。ちなみに、2回目はリフトやケーブルカーに頼ることなく、陣馬山を目指しましたが、降雨により、着ているものが濡れてしまい、肌寒さを感じたため、陣馬山は断念し、途中の景信山で折り返してきました。
それなりに雨が降っていたので、途中の茶屋でも店は営業していませんでした。天候や路面の条件はいつでもいいとは限りません。天気は良いに越したことはないです。でも高尾の自然を堪能し、下山後の食事は格別だったと感じています。
昼は冴えない凡人サラリーマン。夜は輝くブロガーを目指して亀スピードで邁進中。
趣味はランニングと家庭菜園。地元のマラソン大会では兎スピードの健脚で優勝回数を重ねています。夢は自給自足。食卓にある野菜は全て自分で育てて、用意したい。
シンプルでスマートな暮らしを目指して、日々思考錯誤奮闘中です。