メンタル

世界的な大変革の時、いまこそ働く目的を見直そう!

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世界的な大変革の時だからこそ働く目的を見直そう!

こんにちは!新型コロナウィルスの影響が凄いことになっていますねー。私もリスク対応として対面でのコーチングを控えたりしており影響が出ています。

今日は、こんな世界的な大変革の時期だからこそ必要ではないかと思った働く目的についてお伝えいたします。

何でこの人はこの発言になっているのだろうか?

新型コロナウィルスには早く収束して欲しいと願いつつ、TVやネットで様々な情報を目にします。

専門家やコメンテーターや記事へのコメントなんかを見ていると、実に様々な意見があるなーって、ますます気になってきます。

政策や他国の対策を批判する人
前向きな提案をする人
騒がなくてもいいという人
自分事として反省したり行動しようとする人
など・・・

非常に大変な国難、いや世界的な非常事態に、

“何でこんなにも皆で意見が違うものか?”
“何でこの人はこの発言になっているのだろうか?”

なんてことまで考えながら、心理学的な視点からも興味深く拝見しています。

人間の行動や思考の背景にあるもの

「人間の行動にはすべて目的がある」 これは心理学者のアルフレッド・アドラーの言葉です。私達の行動の一つ一つに目的がある、何気ない行動にも目的があると言われています。

例えば赤ちゃんが泣くのにも目的があります。泣くことによってお母さんに何かを訴えるのですね。赤ちゃんは純粋なので目的の理解は単純なのですが、大人になると行動の目的の理解が厄介になってきます。

過去の私の例も紹介したいと思います。私は良く仕事に行く朝に 「頭が痛いという訴え」 をしていました。実際に何となく痛く、事実何かの内科的な病気である事もありました。

ただ一方で別の事情がある場合も多くありました。仕事が嫌で会社に行きたくなかったのです。

「行きたくないな、会社を辞めたいな」

どうしようかという事で思い詰めると頭痛が出てくるのです。この頭痛は微妙に好都合です。この頭痛により仕事に行かない理由が出来ますから。

人間の行動にはすべて目的がある

「行かないと怒られるけど、行かない理由となる頭痛にも頑張って欲しい。」

そんな思いが頭痛を更に誘発します。この場合の “行動=頭が痛いという訴え” の目的は、会社に行きたくないという主張なのですね。

事実こんなことも良くありました。非常に頭が痛いけど行かないとまずいから仕事に行ってみる。するといつの間にか痛みは忘れるくらい何ともなくなっている。

何か内科的なものが良くなったのかもしれませんが 「ありゃ、あの頭痛は何だったんだ?」 と。私の例は極端かもしれませんが、「人間の行動にはすべて目的がある」 のです。

商売をする目的

先日、テレビ東京のカンブリア宮殿で、スカイラークの創業者の横川さんといきなりステーキ社長の一瀬さんが出演していました。

私は最後の方に少し見ただけなのですが、

“思想がお客様のためになっている新しい価値の店であれば、時間が経てば必ず成功するから、借金してでも妥協せずにやった方がいい”

という横川さんの経営の考え方についての発言などに大変共感し見入ってしまいました。

大変面白かったので見られなかった前半部分について少しネット記事を探して見てみました。そうしたら、こちらもまた色々な意見があって大変面白かったのですが、ざっとまとめると、

いきなりステーキの一瀬社長は、“自分がやりたい事・正しいと思っている事をしっかりとやる”、

スカイラーク創業者の横川さんは、“お客様目線に立って考えている” という感覚を映像から皆さんは受けた模様です。

それが本当にお二方の思想と一致しているかどうかは解りませんが、仮にそうだとしても私はどちらが良い悪いという気はありません。

目的はどちらでも良い

“自分がやりたい事・正しいと思うことをやる”
“お客様にとってまた行きたいと思えることをやる”

どちらでも良いのだと思います。

ビジネスは自分を表現する場、“お客様に理解して貰えるように努める”、“理解して貰えなくてもやりたい事をやる” でもいいのです。

どちらにしても自分が本当にやりたい事・達成したいことに沿っていれば本人はきっと幸せなはずです。

そして周囲の従業員やステークホルダーもそれが解っていれば良いのだと思います。周囲に理解してもらえているなら、他人からあれこれ言われる筋合いはありません。

但し、もし仮に多くの売り上げと収益を早期に得たいという場合には、自分のやりたい事・正しいと思うことをやるよりは、お客様がまた行きたいと思えることをやった方が手っ取り早いかもしれません。

働く目的は人それぞれでいい

我々は多くの時間を仕事に費やします。自分が仕事をしている目的は何でしょうか?

ただ単にお金を稼ぎたい人
家族を幸せにしたい人
お客様を幸せにしたい人
仕事が好きな人
自分の考えが合っていることを証明したい人
仕事の成功を自慢したい人

様々な目的があると思います。どれが正解などありません。働く目的はそれぞれでいいのです。

「人間の行動にはすべて目的がある」

心の底から思っていることと、やろうとしている事が一致していると幸せでしょう。

ピンチをチャンスに

自分の考えを立証したい人は、それを目的に働いていればそれは幸せな事だと思います。

逆に一致していないなら、なかなか上手く目的は達成出来ないかもしれません。そのためには自分の仕事をする目的を意識していないと一致させる事は難しいかもしれません。

今、新型コロナウィルスの影響でまた大きく社会が変わろうとしています。そんな時は大変だと思いますが、次に向かって方向を変えるにチャンスにもなります。

「自分の働く目的は何なのか?」 それを今一度見つめ直してみませんか?