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家庭菜園を始めて30種類以上の野菜を育てて気付いたこと

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家庭菜園で育てているミニトマト

私は、昨年の初秋頃から、本格的に家庭菜園を始めました。当初はアドバイザーに聞きながら、見様見真似でやっていましたが、今では、実に30種類以上の野菜を育てています。

週末は畑に赴き農作業をすることが楽しくてしょうがありません。

最近では、コロナの影響でしょうか?夏だからでしょうか?新しく始めたい方が、見学に来訪する場面もよく目にします。

今回はそんな私が家庭菜園を始めて気付いたことを記述してみたいと思います。

はじめに

安倍総理大臣は、政府の新型コロナウイルス対策本部で、5月25日の緊急事態宣言の解除から3週間余りが経過し、新たな感染は一部の自治体にとどまっているとして、6月19日から、都道府県をまたぐ移動の自粛を全国で緩和するなどの方針を明らかにしました。

そして、今は7月。これまでと同様に感染拡大に最大限の注意を払いながら生活をしていく、withコロナの日々が続きます。

同時に、これまでの日常を徐々に取り戻そうと、前に進んでいくことになります。わずか1ヶ月程前は、街中も人がまばらで、今とは別世界に暮らしていたかのようでしたが、今ではそういうこともなく、何だか不思議な気持ちにもなります。

ゴールデンウィーク中には、正に自粛期間真っ最中でした。自由に外出できない人達が、家庭菜園をするためにホームセンターに押し寄せ、却って密な状態になるというニュースも目にしました。

家庭菜園を始めたきっかけ

いつの頃でしょうか? 物心ついた頃から、両親は家の近くの土地を借りて野菜を育てていました。

当時の私は、そのことについて何ら興味を持つことはありませんでした。これは畑で取れた野菜だよとか、これは無農薬栽培だよと説明されても、そんなに私の心に響いた記憶はありません。

ただ、医食同源という言葉にもあるように、人の体は食べたものからできているという認識は強くあり、体に良い物を食べることが、健康に繋がるということについては、普通の人より意識していたと思います。

自分の心の中では多くの人がそうするように、定年退職した後の老後に家庭菜園を取り組んでみようと、漠然とですが思っていました。

そんな私ですが、老後から始めるくらいなら今から始めて、老後はもっと別のことに取り組めばよいのでは? と思うようになり・・・

いつやるの?・・・ 今でしょ!笑・・・ と考え・・・

数年前から、まずはベランダでミニトマトの栽培を始め、それから実家の近くの畑で試験的に練習で種を蒔いて育て・・・

興味のある作物の収穫体験のイベントがあれば積極的に参加し・・・

と小さくてささやかな経験を積み重ね・・・

昨年、いつかは家の近くの畑でやりたい! と思い始めた矢先に・・・

ありました! 見つけました! 数年前は空き区画が無かった土地なのですが、その時は運よく空き区画があったんです!

一度見学をして説明を聞き、正式に申し込んで家庭菜園に取り組み始めました。

家庭菜園の形態

一言で家庭菜園と言っても、色々な形態ややり方があると思います。

例えば、一戸建てであれば家の庭や軒下で育てたり、マンションであればベランダでプランターで育てたりなど、規模もまちまちです。田舎で、いや田舎で無くとも土地を持っている方で、土があれば、野菜は育てられます。

近年では「市民農園」「シェア畑」「貸し農園」「体験農園」をいう言葉に代表されるように、住んでいる自宅から少し離れたところに赴き、農作物を育てる形態の家庭菜園が人気です。

試しに、これらの言葉を大手検索サイトで検索してみると、このようなサービスが全国に無数にあることが確認できます。私自身もこのようなサービスを利用して、家庭菜園に取り組んでいます。

ごくごく最近知ったことですが「市民農園整備促進法」という法律があったり、都市計画の住居系用途地域の一類型の制度として「田園住居地域」が平成30年4月に新たに創設されたそうです。

前者は都市の住民のレクリエーションのために、良好な都市環境の形成に資することを目的としており、後者は農地や農業関連施設などと調和した低層住宅の良好な住環境を守るための地域のことです。

これらの法律や制度が存在するのは社会的な要請によるもので、時代の流れなのかなと感じています。

※注意:「田園住居地域」は、地域における建築物の規制なので、市民農園とは必ずしも直接リンクしません。都市で暮らす住民の生活において、農地等の存在の重要性が見直されてきている象徴という意味で捉えて下さい。

家庭菜園で収穫したいちご

家庭菜園で収穫したいちご

家庭菜園を始めて気付いたこと

昨年の初秋頃から始めたため、まだ1年は経過してはいませんが、多くの気付きがありました。

初めて気付くこともあれば、経験や体験を通じて改めて気付かされることもありますし、当たり前のことを当たり前のようにやはりそうだなぁと思うこともありました。それらのうちいくつかをお話しします。

見栄えや大きさ、バラつきがある(相違)

皆さんは、スーパーで売っている野菜と同様ものが、家庭菜園でも収穫できると思いますか?

そういうケースもありますが、多くの場合はそんなことは無いと思います。

まず、見栄えは必ずしも良くはありません。大きさだってスーパーに売られているものに比べれば小さいです。

先月タマネギを収穫したところですが、大きさは明らかに市販のものと比べると小さいですし、球の大きさにもバラつきがあります。

農家という農業のプロの方が消費者に売るために手間暇をかけて育てた作物と、私のような素人が趣味で育てたものでは成果物に差は出てきてしまいますし、市販のものは化成肥料や農薬を使って大規模に育てていることが多いでしょう。

本物と雑草の判別が難しいことがある(困惑)

農園に赴くと、元気に育って欲しいので雑草取りをよく行います。

でも、雑草を取ることに人間が必ずしも多くの時間を割かなくても植物は育っていきます。雑草を全く取らなかったとしても収穫はある程度できるでしょう。

ただ、自分の畑はきれいにしておきたいので雑草は取ります。

悩ましいのは、雑草なのか、蒔いた種が芽が出来たものか、判別できないものもあります。

先日オクラを植えたのですが、出てきた芽が本物かどうかわからず放置してました。本物と雑草の葉っぱが似ていて判別できず、アドバイザーに教えてもらって漸くわかりました。

最近教えてもらったことですが、植物は生き残るために、引っこ抜かれないために、わざと既存の野菜の芽と似せているそうなのです。そうすることによって、種の保存を図っているとのことでした。

なので、今までは誤って、本物を引っこ抜いてしまったこともあるものと思われます。

トラブルは常にある(日常)

つい最近起きた出来事です。スイカを育てていて、手のグーの大きさくらいまでの球に3つほど成長しましたが、先日そのうちの2つはハクビシンに食べられてしまい、無残にも残骸が残っていました。

大きく育ったナスやトマトも鳥等の攻撃を受け、ところどころ食われた跡が残っています。

また、苗から植えたナスが、ネキリムシかヤトウムシと思われる虫にやられてしまい、うまく育ちませんでした。

キャベツだって、アオムシに食われて、毎週ピンセットで駆除したこともあります。トラブルというよりは、これがある意味日常なのかもしれません。

これからの季節は台風も発生してきます。不幸にも、台風によってせっかく育てた作物が被害を受けてしまうこともあるかもしれません。

家庭菜園で大きく育ったスイカ

家庭菜園で大きく育ったスイカ

アドバイザーの存在(感謝)

今借りている農園は、鍬・シャベル・ハサミなど道具、油粕・鶏糞・有機石灰などの肥料、堆肥、天然成分で虫対策ができるニームや木酢液などが準備されているのでとても助かります。

小さな子供にも安全な畑の遊び場を提供するため農薬を使わず、有機質肥料をつかって栽培することができることをコンセプトにしている農園です。

整った環境はまさに現代風で万人が取り組みやすい環境ですが、それが農園に行く回数を増やしていることも紛れもない事実です。

さらに、ありがたいことにアドバイザーがついて野菜作りに関わる知識や技術を教えて頂けます。私自身はこのアドバイザーをフルに活用させて頂き、この一年で習得したことは目に見張るものがあると思っています。

アドバイザーの存在が野菜作りを一層楽しいものにしていることは間違いありません。

売っている種のほとんどはF1種(驚嘆)

F1種と聞いてピンと来る人は必ずしも多くは無いと思います。

1年前は自分も理解していませんでした。F1種は種を蒔いて収穫すると、その収穫の作物から手に入る種を蒔いても次の世代はあまり育ちません。

つまり1代限りを前提とした種なのです。そのかわり発芽率や収穫率はアップします。

売られている種のほとんどはF1種という情報を聞いたときびっくりしました。生命的にとても不自然な感じもしました。循環しないからです。

一方、固定種と呼ばれるものがあります。親から子・子から孫へと代々同じ形質が受け継がれている種で、形質(味や形) が 固定されたものが育ちます。現代ではあまり使用されなくなってきたタイプの種だそうです。

それぞれにメリット、デメリットがありますが、現実の状況として、一般に売っているものの多くはF1種なのです。

ニンジンは甘かった(感動)

ニンジンが育てたくて、昨秋に種を蒔きました。それから3ヶ月から4ヶ月、収穫してすぐに食べたニンジンの味が甘かったことに感動したのが今でも忘れられません。

スーパーに売られている野菜は収穫から数日して店頭に並べられるため、やはり糖度は落ちるでしょう。これこそが家庭菜園の醍醐味だと思います。

なので、すぐに2巡目の種を冬に蒔いて、最近収穫したので、今ちょうど食べているところです。

これもごく最近気づいたのですが、冬のニンジンの方がおいしいです。なぜなら、今食べているニンジンの味は最初の収穫したニンジンの味と比べると明らかに劣ります。

インターネットで検索すると、季節によってニンジンの味は異なるとの記述がありました。気温と成長の仕方で食感が変わってくるものと思います。

今、3巡目のニンジンを育てている最中ですが、先週4巡目のニンジンの種を蒔いたところなので、年中、自分で育てたニンジンを食べてみたいと思っています。

収穫してすぐ食べると甘くて美味しいニンジン

収穫してすぐ食べると甘くて美味しいニンジン

まとめ

昨年の今頃、2020年のオリンピックが1年延期になっているとは、想像できませんでした。

また、昨年の今頃、家庭菜園に没頭している今の自分を想像していませんでした。週末は農園に赴き、ホームセンターで種やら道具やらを探したりすることが多くなりました。

収穫した野菜をどのように保管して、保存して、食べていくかなどを常に考えていて、今はまだその循環が必ずしもうまくいっているとは思えないので、もっとスマートにできるようになりたいと考えています。

手間は確かにかかりますが、それ以上の喜びや人生の収穫を感じています。

今回書ききれなかった内容もまだまだたくさんありますので、またの機会に改めて投稿してみたいと思います。