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腰痛の発症から回復過程の1ヶ月で気づいた本質

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張り込み中に腰痛が悪化し帰宅する特派員

8月28日、安倍総理大臣は、持病が悪化したことなどから国政に支障が出る事態は避けたいとして、総理大臣を辞任する意向を固めました。

検査の結果、持病の「潰瘍性大腸炎」が悪化していることが分かったためです。7年8ケ月の長期間、政権の運営お疲れ様でした。

一国の宰相と言えども、いや一国の宰相だからこそ、仕事をこなすには体が健やかであることが大事というのは言うまでもありません。

健康状態は間違いなく人の人生を左右します。これは、首相であろうと、私達庶民であろうとも同様だと思います。

私は昼は冴えない凡人サラリーマンをやっていますが、最近私自身の身にも健康に不安を覚える事態が発生しました。それが原因で仕事を1日休むことになったのです。

腰痛の発症

先日、腰痛を発症しました。今まで腰が痛かったことを全く経験しなかったわけではありません。

しかし今回は、過去に経験した腰痛とは異質な痛みを感じ、翌日仕事を休まざるを得ない事態に追い込まれ、さらにその後1ケ月に渡り、生活に影響が及びました。

腰に違和感を感じ続ける状況は、自身にとっては初めての経験でした。

ようやく、回復して来たこともあり、今回の経験を良い機会と捉え、考察と今後の対策を考えてみます。

backache

腰痛のきっかけ

ある週末、コロナ禍の中、体力は落とすまいと、ランニングの練習会に参加をし、タイムトライアルやインターバルトレーニングなどいつもより負荷の高い練習をしていたところです。

その後、腰に違和感を覚え、ちょっと疲れているなぁと感じました。しかし、この違和感は、これまで何度も感じた種類のものだったので、特に不安を感じず、いつもより練習量を減らし、適宜休めば、時期に良くなっていくのであろうと思っていたところです。

数日経過したある日の晩、夕食の支度をしていたときのことです。台所の床にものを落としてしまい、左後ろに振り返り、落としたものを拾いました。

すると、・・・腰に痛みを覚え「痛ったたた・・・」思わず口にしました。今まで経験したことの無い状況でした。ただ、周りからよく聞くギックリ腰とは違う症状だなあと感じました。

その晩、寝られないほどの痛みではありませんが、何となく、寝る姿勢にも気をつけながら一晩過ごすことになります。翌日、この痛みでは通勤にも支障があると判断したため、仕事は1日休むことにしました。

まずは整形外科を受診

ただ、早く治したいので、午前中にまずは整形外科を受診することにしました。

問診をし、レントゲンを撮り・・・先生からの説明によると、骨や椎間板には問題無いとのことでした。痛みもそんなにひどくは無かったので、コルセット等は買わず、湿布のみで様子を見ることにしました。

今回の腰痛とは直接関係無いそうですが、新しい情報として先生から言われたのが、自分には「骨棘(こつきょく)」の症状が少々見られるとのことでした。聞き慣れない言葉だったのでそれはそれで、衝撃を感じました。

骨棘(こつきょく)とは骨が棘(とげ)のように変形する症状を言います。膝だったり、腰だったり、踵だったり、体の中でよく使う部位にそういう症状は現れます。

腰痛って不思議なのが、立っているのはつらくないのですが、座ると痛いのです。家からは車で往復したのですが、運転中、乗るとき、降りるときに、痛みがあり、ちょっと辛かったのを覚えています。

期待の鍼治療へ

午後は、鍼治療へ。普段お世話になっている治療院に直行しました。ここまで、すぐに応急対応を行えば、すぐには良くなるであろう、1週間くらいで元通りになるかなあと期待をしました。

しかし、すぐには良くなりませんでした。また、ランニングをゼロにしてしまうと、体力を戻すのに時間を要するため、無理の無い範囲で、普段出す力の70%~80%位を目安にして走り、できる範囲でいつもの筋トレを続けことにしました。

初期対応としては、できることは行い、万全な一日かと思いますが、現実は自分の予測通りに回復してはくれませんでした。

1週間経過しても完治せず整骨院へ

1週間経過しても、状態は完治せず、芳しくなかったため、近所の整骨院に行くことにしました。鍼治療、電気治療、マッサージ、ウォーターベッド、先生のマッサージを受けます。

最近はほぼ治ってきてはいるので、メンテナンスのため、当面は通院する予定です。ここでは、上記の治療に加えて、自宅で出来る体操やセルフストレッチを毎回学んで、家にいるときはそれを行なっています。4つのストレッチを教えてもらいました。

さらに、ランニングの仲間でリハビリを仕事にしている友人から、腰に良いストレッチ方法を4種類いくつか教えてもらったため、追加で行なっています。

腰痛の原因は何だったのか

ここで改めて、原因を考えてみます。

いつもより、直近に負荷の高い運動を行っていたことから、通常はそれが原因では? と思ってしまうかもしれません。

でも、必ずしもそれだけでは無いのでは? と思います。負荷の高い運動は原因・要因の一つだとは思いますが、一つの理由で発症したとは思えませんでした。

負荷の高い運動を行う前から既に、首肩腰などが、背中全体に疲労が溜まっていたものと思われます。

体が疲れているときって、だいたい、背中全体が堅かったり、疲れていたりします。その中で一番ひどい箇所が痛みとなって、首や肩や腰に症状として現れます。

そのような疲労状態のときに、負荷の高い運動を行うと、腰に違和感を覚え始め、さらにそれが回復することなく、物を拾ったことがきっかけで、更なる痛みを起こす腰痛を発症したと考えています。

回復することなく・・・というのは、ひとつの老化現象だと思わざるを得ません。若いときは多少の無理をしても回復力があるため、影響はあまりありません。しかし、今回はそうではありませんでした。

今回の腰痛という事態が起きたということは、(あまり考えたくなく、少し悲しく思いますが、)老化の初期象徴かもしれません。

自分の中では、疲労が溜まっている状態で負荷の高い運動を行ったところ、回復が遅れ、その最中に、生活の中で腰に負荷の高い動きをしたところ、発症してしまった、複合的な要因で発症してしまったのではないかと推測しています。

今後の対策として自分にできること

体調を常に良い状態にしておく。これが一番の対策かもしれません。

普段から心がけてはいますが、これって案外難しいことなのです。気をつけていても、風邪を引くときもあります。

インフルエンザだってなるときはなります。もちろん今のご時世、新型コロナウィルス感染対策のために、感染リスクが高くなる行動を避け、日々気をつけているところですが、100%安全ということは無いでしょう。

危険や盲点は自分の気づかないところにあることもあるからです。

トレーニングとはある意味、体を追い込むことです。超回復といって、筋肉にいつもより高い負荷を与え、破壊することによって、その後、休養と栄養を取り入れることによってより強い筋肉が生成されます。その過程で、どうしても疲労状態が発生してしまいます。

それでは、手軽にできることで、最も効果が高いことは何か・・・

それは「ストレッチ」を生活の中に取れ入れることだと感じています。肩凝り予防のストレッチはこれまでも行ってはいましたが、これに加えて、腰のストレッチを日常生活の中に取り入れることによって、腰の筋肉を柔らかい状態に保ちやすくできるものと思います。

最近は、整骨院で覚えた4つのストレッチ、リハビリが仕事の知人から学んだ4つのストレッチの合計8つのストレッチを生活の中に適宜取り入れています。大事なのは続けていくこと。一定の時間をかけて行うことで効果が高くなるものと思います。

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まとめ

ひょんなことから発症した腰痛。回復過程の1ヶ月でいろいろ思うことがありました。

私が今取り組んでいる家庭菜園のアドバイザーに腰痛の話をしたところ、次のお話をしてくれました。とても印象的だったので以下に書き記します。

・目、耳、腕、足などは体に2つあるけど、腰は体に一つしか無い。その一つしか無いものを失うと何もできなくなるから、労(いたわ)ることは大切。

・プロゴルファーは腰痛によく悩まされる。昔は30歳が選手寿命と言われていた。あるプロはストレッチをたくさん取り入れることによって選手寿命を伸ばした。そのプロ曰く、「私はプロゴルファー であるのと同時に、ストレッチのプロでもある。」

家庭菜園のアドバイザーは当然、腰の専門家ではありません。逆に専門家では無いからこそ、すごく本質的なことを言ってくれたようで今の私の心に響きました。