2021年に入り、早くも半年が経とうとしています。今年になって私の身近で起きた騒音トラブルを紹介します。
あまり気持ちで良いものではありませんが、今後のために記憶と記録に留めておきたいと思いました。あわせて類似の経験をされた方の参考にもなれましたら幸いです。
集合住宅と言われるマンションに引っ越してから10年以上が経過しました。人生の大きな買い物をしましたが、トータルで見るとこの決断に後悔したことは一度もありません。
しかし、最近気になる事件が発生しました。上階の騒音です。この厄介な騒音について発生した出来事を思い出してみたいと思います。
はじめに
東京都は2021年6月5日、436人(前日472人)の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表しました。
6月20日まで、緊急事態宣言が東京、京都、大阪、兵庫、愛知、福岡、北海道、岡山、広島、沖縄の10都府県において、併せてまん延防止等重点措置が埼玉、千葉、神奈川、岐阜、三重の5県において、実施区域になっています。(群馬、石川、熊本の3県は13日まで)。
オリンピックまで、あと1ヶ月ちょっと。ワクチン接種人数は増えているものの、国民の不安感は日々増しています。現実的には今からの中止は難しいでしょう。
予定通り実施すれば国民からの批判を受け、中止をすれば国際社会から責任を問われることになります。まさに進むも地獄、退くも地獄です。オリンピック後の感染数にも注意を払う必要があり、まだまだ息を抜くことが出来ません。
事件が起きたのは、そんな緊急事態宣言中のある日のことです。
マンション上階で騒音発生
それは、○月○日。その日はおおよそ21時頃帰宅したと記憶しています。
ふと気がつくと、上階から今までに聞いたことの無いような騒音が聞こえてきました。すぐに収まるだろうと思っていましたが、数時間経っても一向に収まる気配がありません。翌日は休日でしたが、日を跨ぐ前に寝床につきました。
ところが、上階の騒音が収まることがありません。奇声、歌声、振動が聞こえて来ます。これは何かおかしいなことが起きていると心がざわつき始めました。帰宅してからずっと続く異常な騒音に不信感と違和感を抱いていました。時刻は日を跨いで夜中の1時となっていました。
考えてみると、上階にどんな人が住んでいるのか今まで知りませんでした。両隣のおうちの方とは面識もあり、家族構成も知っていました。下階の方とも多少の面識や家族構成も知っていました。しかし、上階だけなぜか知る機会が無かったのです。
夜中の1時10分、意を決します。上階に足を運び、ドアを2回叩くものの反応が無いため、インターホンを押しました。インターホン越しですが、「声と振動が下階に響くため、配慮してもらいたい」旨の申し入れを行いました。反応は「申し訳ありません。気をつけます。」との回答。
・・・しかし、1時間経過しても状態は全く変わらず、マンションの住人以外の人が加わり騒いでいることを確信しました。時計の針は2時を指していました。もはや、これまでと思い、ついに、警察に通報します。
警察が到着すると、すぐに該当の部屋に案内し、警察に対応してもらうこととしました。ここで、判明したことは、住人は20歳の男性(以下、「A」とします。)で母親はおらず、父親(以下、「B」とします。)と暮らしている。父親は今日は出張中で不在。友達を自宅に招いて全部で10人で酒を飲んで騒いでいたことが判明しました。
騒音発生の翌日、マンション関係者に協力要請
すぐに、管理会社に連絡をし、上階の異常な騒音により、警察を呼ぶ事態が起きたこと、直ちにマンションの掲示板に注意喚起のお知らせを掲示すること、管理組合に対しても協力要請する旨を伝えました。併せて、管理人室にも昨晩の事実を報告したところです。
マンションの友達数人にも今回の事実を伝えました。皆が言うのは、個人で対応せずに人を介して対応するのがよい、管理組合に一報入れた方が良い、というアドバイスでした。同時に上階の住人についての情報収集を行いました。ママボスの情報ネットワークも活用したところです。
騒音発生の翌々日、家主からの謝罪
翌日が休日だったこともあり、翌々日に管理会社の担当者(以下、「C」とします。)から連絡がありました。上階と下階の騒音問題は法律的に管理会社が介入することは非常に難しい。加害者と被害者の関係になり、どちらかの肩を持つことは出来ないが、連絡窓口になったりして、話し合いの場を設けたりすることは可能との回答でした。
解決の糸口には、私が思うに家主であるBと直接会って改善要請をすることであることに確信を持っていたので、会うことにしました。
その日の、夜の1930頃だったと思います。担当者のCから電話があり、たった今、Bと連絡が取れた。Bが私に謝罪をしたいと言っている。CがBに事の顛末を知らせところ、Aを叱りつけているようだった。との連絡がありました。
その日、私は既に帰宅していたため、自宅の玄関で待っていたところ、すぐにBが降りてきました。
「この度は、申し訳ない。妻を数年前に病気で亡くし、今は息子と二人暮らしである。自身は出張が多く、不在にしていることが多い。不在時に友達を呼んでいることは認めていたが、このような事態になっているとは知らなかった。
当面、息子が友達を呼ぶことは禁止する。同様なことがあった場合は、遠慮無く言って欲しい」との言葉をもらいました。
騒音発生の要因を検証してみる
トラブル発生に対する私の対応と、管理会社の対応、相手の反応や対応を振り返ってみると、不幸な出来事は起きましたが、とりあえずは良い結末に収束したとはいえるのかなと考えています。
Aが非常識な人物であることは間違いないことですが、Bは常識的な対応をしてくれたと判断しています。
私の住むマンションの場合、両隣からは全く音は聞こえないのですが、上と下についてはゼロにはなりません。A、Bの住む部屋は最上階のため、上から下へ音がどの程度響くの理解できていないことも、今回の不幸の事態の要因の一つになっているものと思います。
また、コロナ禍により、自宅にいる時間が長くなっていることも遠因になっています。夜は飲食店も閉まっていますし、緊急事態宣言下ならなおさらです。ちょうどこの時期のお昼にワイドショーなどを見ていたら、ご近所騒音トラブルをテーマにした番組もやっていたので、類似の事態が各地で発生しているのでしょう。
今回の出来事を教訓に、気になる騒音を確認できた場合は随時記録を取ることにしました。
なんと!再び騒音発生
数ヶ月経過したある日、△月△日。夜の22:00から24:00くらいに上階からの大音量の音楽と歌声等を確認しました。そして次の日も、また次の日もと毎日続き、合計5日連続の騒音発生を確認しました。
下階に響いていることに気づかないのか、常識が無いのか。Bが長期出張なのか。看過できるような状態では無いことは明らかでした。
このため、管理会社に通報しました。前回と同様に管理会社(今回から担当者はCからDに変更。)から家主Bに連絡を入れて、事の顛末を伝えてもらったところ、通報後の晩からは気になる騒音は無くなりました。
まとめ
日常生活や睡眠を妨げるような騒音は近所迷惑です。慎みましょう。特に2100以降は近隣の方に配慮することが大切です。
もちろん大草原の中の小さな家であれば、そのようなことも気にする必要は無いかもしれませんが、他人が迷惑する環境下ではマナーを守って暮らして欲しいものです。
少し、大げさですが自分の暮らしと命を守るため、今後も注視をしていくつもりです。
同様の事態が今後も発生しないという保証はありません。マンションの掲示板は予定通り注意喚起を掲示をしてもらいましたが、きちんと掲示を見てくれるような人は騒音も起こさないかも知れないのでどれほどの効果があるかは不明です。
なので、やはり原因者にコンタクトを取るのが事態に解決に有効と考えます。その際、仲介で伝えてくれる人がいる環境下にいるのであれば、トラブル防止と円滑な解決のためにも活用した方が良いと思います。
昼は冴えない凡人サラリーマン。夜は輝くブロガーを目指して亀スピードで邁進中。
趣味はランニングと家庭菜園。地元のマラソン大会では兎スピードの健脚で優勝回数を重ねています。夢は自給自足。食卓にある野菜は全て自分で育てて、用意したい。
シンプルでスマートな暮らしを目指して、日々思考錯誤奮闘中です。